ワンルームレイアウト版インテリアコーディネートまとめ! 現役コーディネーターが選ぶおすすめ実例とは?

1.ワンルームって何?

ワンルームとは玄関を入ると何も仕切りもなく空間が広がっているお部屋のことです。壁がなく入った瞬間からお部屋を奥まで見渡せるので、圧迫感を感じにくい印象を与えます。

一方仕切りがない分、キッチン、リビング、寝室が1つの空間の中に点在することになるので、仕切りたい方は上手にインテリアを活用していく必要があります。

せっかくのあなただけのお部屋なので、おしゃれに、そして狭さを感じにくくするレイアウトを一緒に見ていきましょう。

2.ワンルームレイアウト|圧迫感のない空間の共通点

ワンルームなのに圧迫感がなく、むしろ開放感すら感じられるお部屋には一体何の共通点があるのでしょうか。インテリアコーディネートが上手な実例を踏まえながら確認して見ましょう!

ワンルームレイアウト|広い空間の共通点 ①
家具の高さが低い

ワンルームは仕切りがなく、全てのものが一瞬で目に入るので、玄関に入った瞬間にお部屋の印象が決まります。あまりにも高さのある家具を置いてしまうと天井との距離感が狭まり、かなりの圧迫感を与えてしまうので、避けたほうが良いでしょう。

引っ越したばかりで家具を配置していない状態でも少し狭いと感じた場合は、家具の高さに気をつけましょう。腰より低い家具でコーディネートしてみると圧迫感を少なくすることができます。

ベッドやソファ、テレビボード、リビングテーブルなどは基本的に低い家具なので問題ないですが、本棚など高さのあるものを選ぶときは横長のものや、抜け感のあるものを選ぶことをおすすめします。

ワンルームレイアウト|広い空間の共通点②
カラーを明るめに!

スペースが限られているワンルーム。広く見せるにはなるべく明るいカラーでインテリアコーディネートをすることをおすすめします。 ここでの明るいカラーとはホワイト、ライトベージュ、ライトグレーなど無彩色と言われる中でよりホワイトに近いもののことです。優しく柔らかいイメージのカラーは目の錯覚で空間を狭く感じにくくしてくれる効果があります。

しかし、柔らかすぎると感じる方は、ラグに暗めのカラーを使うのがベスト。視線の1番下に暗めのカラーがあると視線が下に落ちるので、天井との差を広く見せてくれます。

デザイン性のあるラグをポイントとして置くとおしゃれ感もより一層アップし、お部屋の印象がかなり変わります。お部屋全体のベースカラーは明るめに、ポイントを置きたい場所は暗めのカラーでコーディネートしてみましょう。

ワンルームレイアウト|広い空間の共通点③
窓から光を多く取り込む

ワンルームのサイズ感にもよりますが窓が1〜2個必ずお部屋についています。お部屋に光を取り込むことができる唯一の窓側をなるべく家具で埋めてしまわないように心掛けてください。置く場合はなるべく高さのないもの、もしくは家具の線が細いものを選択するといいでしょう。

人は光を感じると自然を感じ開放的になると言われています。この窓から入る光があるとないとでは”抜け感”が全く違うのです。あなたが朝目覚めるとき日の光が苦手であればカーテンを遮光にすると良いでしょう。

それ以外の方は遮光カーテンではないものをお部屋に取り入れできるだけ光を感じるお部屋にしてみると、心地よい生活を送ることができます。

3.ワンルームレイアウト!実例を見ながらインテリアコーディネーターがコツを伝授!

ワンルームのレイアウトで特にインテリアコーディネートが上手と感じた実例を紹介しつつ、どこが上手にまとまっているのかを分かりやすくお伝えします。

プロが推奨するワンルームレイアウト①
インテリアやカラーバランスが絶妙!

こちらのワンルームは、元々床が暗めの色でダークカラーでまとまっています。ダークカラーは男性的な印象を受けやすいですが、このお部屋はどこかゆったりとした空気感でリラックスしやすい印象を受けます。

なぜ相対的な要素なのにここまで素敵にまとまるのかというと、それはインテリアに使用されている素材感や重さを考慮しているから。ベッドはお部屋の中でもっとも重厚感を感じやすいものですが、ベッドカバーのカラーリングが優しい色でまとめられており、ベッドそのものの重さを緩和してくれています。

そして、何と言ってもハンガーラックとハンガーの線の細さ。このお部屋の絶妙なバランスを演出しています。もしこのハンガーラックの線がもう少し太いものだった場合は、男性的な印象となります。

ダークカラーの床でも、カラーやインテリアの線の演出でここまで柔らかいスペースに変えることができます。

プロが推奨するワンルームレイアウト②
3色コーディネートと抜け感

ワンルームだとダイニングテーブルを置くのにもスペースを取ってしまい狭くなるのではと懸念を抱く方もいると思います。 ダイニングテーブルは高さが75cmほどあるので存在感もありますよね。

今回はそのダイニングテーブルをワンルームに上手に取り込んだ実例です。ポイントはカラーと形に注目してください。圧迫感を感じないインテリアコーディネートとして成り立っているのは円形の真っ白なテーブルを置いているから。

円形のテーブルは四角形と違い角がないためその分スペースを取らず、家具で占めてしまうスペースを最小限に抑えてくれます。お部屋自体ベースカラーが優しくまとめられているので、それに合わせたカラーを選択し、ダイニングテーブルを空間に溶け込ませているのが特徴的です。

もしあなたがダークカラーのダイニングテーブルを使用したい場合はテーブルの厚みや脚の線に気をつけてなるべく薄く、華奢なものを選ぶことをおすすめ!カラーとインテリアの線でバランスを上手に取りましょう。

4.ワンルームレイアウト|雰囲気別レイアウト

ワンルームレイアウトといってもどんなお部屋にしたらいいのか決まらずにいるあなたに、雰囲気からカラーやインテリアを決めてしまおう!というコーナー。あなたはどんな雰囲気のお部屋で暮らしたい?楽しみながら考えてみましょう。

4-1.ワンルームの雰囲気別レイアウト
優しい雰囲気のインテリアカラー

ワンルームレイアウト《優しい雰囲気編》①
アースカラーでまとめる

アースカラーとはその名の通り、地球の大地や自然界の色を取り入れたカラーリングのことで、ベージュ、カーキをはじめ海のブルーなども含まれます。パキッとした鮮やかなものでなくどこかグレーがかった柔らかい雰囲気を想像してください。

このカラーを取り入れたカラーレイアウトの実例がこちら。ゆったりとした時間が流れるようなリラックス空間にできるアースカラーは、女性らしい優しさに加え、男性らしいラフ感も備えている男女ともに人気のあるカラーです。

毎日忙しくすぎる中でお部屋だけでも自然から取り入れたカラーでコーディネートすると、非日常の豊かな時間をお部屋で楽しむことができ、1日をリセットするのに最適な空間になります。

ワンルームでの一人暮らしでも、二人暮らしでもおすすめなインテリアカラーです。

ワンルームレイアウト《優しい雰囲気編》②
みんな大好き北欧カラー

多くの人から人気を集めている北欧インテリア。北欧インテリアといったらコストパフォーマンスが優れているIKEAを最初に思い出す方が多いと思います。IKEA家具をみてみるとカラーの使い方がとても鮮やかな印象ですよね。

北欧カラーの特徴はその鮮やかなカラーにあります。ナチュラルカラーな木材と、見ているだけでどこか元気が出てくるようなカラーの組み合わせが北欧インテリアのポイントです。

こちらのレイアウトではダイニングチェアの座面にグリーンやブルー、そして壁面のアートにレッドを使用しており、その他はナチュラルカラーの木材、ホワイトで統一されているとても綺麗なコーディネート。

ワンルームでダイニングチェアが置くスペースがなく、どこに北欧カラーを入れたらいいか分からない方は、クッションカバーに入れるのがおすすめ。マリメッコやミナペルホネンなど北欧ファブリックを入れてみるとより1段とおしゃれさを作り出すことが出来ます。

ワンルームレイアウト《優しい雰囲気編》③
自然素材を使ったコーディネート

自然素材とは籐(ラタン)や竹、麻など素材そのものの質感を取り入れたインテリアコーディネート。全体的にホワイト、ベージュ、ライトグレーなどを中心としてまとめておりアースカラーのような色味がないようなお部屋になります。

こちらのお部屋でも色味が3色で統一されており、それぞれのインテリアやベッドリネンが持つ素材感がより感じられる優しい雰囲気のワンルームレイアウトです。

キャビネットも竹を編み込みんだようなデザインで、その上に置かれているテーブルランプと壁に取り付けられているブラケット(壁付き照明のこと)の素材感もお部屋の雰囲気を作り出すポイントになっています。

例えばキャビネット部分のデザインが真っ白な扉だと、ほんの少し北欧テイストが加わってしまいます。このようなお部屋には観葉植物はもちろん、流木や古材、アンティークものもマッチできるインテリアコーディネートです。

和紙との相性も抜群なので和風が好きな方も取り入れやすい雰囲気になっています。

4-2.ワンルームの雰囲気別レイアウト
スタイリッシュな雰囲気インテリアカラー

ワンルームレイアウト《スタイリッシュ編》①
モノトーンカラー

ワンルームでもモノトーンベースで揃えれば引き締まった印象のコーディネートは可能です。こちらのワンルームレイアウトでの実例を見てみるとコンパクトなお部屋の中でもリビングテーブルが空間にスパイスを加え雰囲気を引き締めています。

このリビングテーブルのように、”直線的”で”ガラス製”のものだとクールで現代的なテイストを表現できるので、優しい雰囲気になりがちな方は直線的のものを意識して、より多くお部屋に取り込むと気が引き締まるよな空間になるので意識してみてください。

ワンルームレイアウト《スタイリッシュ編》②
女性向けスタイリッシュ

キリっと引き締まった雰囲気は女性も憧れる人も多いと思います。しかし男性的なものではなく、女性らしさも加えたいという方におすすめなのが”ゴールド”カラー。実例のようにブラック&ゴールドの相性はとてもよく、直線的でなく曲線的なインテリアでもスタイリッシュさを醸し出すことが出来ます。

ブラックとゴールドは高級イメージ・固いイメージがあるので、真逆の柔らかいイメージの曲線をインテリアで表現すると、女性らしいスタイリッシュが完成。

ワンルームで賃貸の方は壁に何かを取り付けることが難しいかと思いますが、本棚やキャビネットの上に実例のアート、ミラーを立てかけるだけでOKです。真逆の要素を上手に取り込んでバランスを楽しみましょう。

ワンルームレイアウト《スタイリッシュ編》③
ホテルライクなお部屋

ホテルのお部屋を想像してください。一体どんな雰囲気を持たれるででしょうか?ホテルライクというキーワードはインテリア業界で割とよく使われる言葉です。ホテルの一室のように生活感が全くなく整理整頓されているお部屋のことをホテルライクと表現することがあります。

ホテルの種類にもよりますが、直線的でシュッとしたイメージのお部屋が多く必要最低限のものをお部屋の中でレイアウトをします。ここでポイントなのが照明の使い方。ホテルはお客様にリラックスをする場としてお部屋を提供しているので、実はホテルのお部屋には照明の数がかなり少ないか、細かい間接照明が多く設置しているかの大まか2種類に分けられるのです。

ワンルームにもともと付いている天井照明のような大きいものはあまりなく、間接照明やテーブルランプ、フロアランプでお部屋の明るさを保つことが多いホテルのお部屋。ホテルライクにしたいのであれば生活感を収納で隠し、間接照明を置くことで実現できるので挑戦してみる価値ありです。

5.ワンルームレイアウトに取り入れたい収納術

ワンルームだとどうしても収納が足りない!ほとんどの方が1度は感じたことあるでしょう。インテリアを選ぶ際はとことん収納ができるものを選んで、お部屋を広くおしゃれに見せるため生活感を可能な限り隠していきましょう。

ワンルームレイアウト|おすすめ収納術①
ベッド下収納は必須

ワンルームにおいて1番お部屋のスペースを取りがちなベッド。ベッドの下に収納がない場合かなりのスペースを無駄にしてしまうことになります。ベッド下収納があるフレームを選ぶのがいいのですが、引き出しを最後まで引き出すことが出来ず奥のものが取りにくく感じたり。

もし引き出しタイプが好みでない場合、あえてベッド下に空間があるものをまず選びましょう。だいたい20〜25cmほどの空間があれば大きめの収納ボックスがベッド下に収納できます。

プロの私が良く使用していたのはIKEAのSKUBB(スクッブ)収納ケース。コスパが優れており軽く大容量な収納ケースです。これを2つほどベッド下に洋服を収納することが多く、重宝しています。ポリエステル素材で軽く持ち運びができるのでお気に入りの収納ケース。

ベッド下収納付きだと少し値段が高くなってきますので、こういったケースをご自身で購入すると費用も抑えられるので要チェック。

ワンルームレイアウト|おすすめ収納術②
収納棚で見せない収納!

ワンルームで収納棚を置く場合、圧迫感を少しでも軽減するにはホワイトカラー、背の高くないもの、線の細い収納棚などを選ぶことをおすすめします。その中でも線の細い収納棚が好みの場合実例のような全てオープンな棚が多いので、収納したいものが全て目に入ってしまいがち。

しかしこういった棚はお部屋をおしゃれに見せてくれるアイテムでもあるのです。なぜこの画像はおしゃれに収納できているのでしょうか?見せたくないものは収納ボックスに、見せてもおしゃれなものはあえて見せるように収納していくと、あなたの個性も出しつつ整理整頓することが可能なのです。

手持ちの素敵な本は見せ、他のものをボックスへ収納。この収納ボックスもバラバラのものでなく同じ商品を並べて置くことが重要。収納することを億劫に感じず、楽しくおしゃれに収納すると楽しめますよ。

ワンルームレイアウト|おすすめ収納術③
おしゃれに見せるコツ

おしゃれに見えるお部屋は、きちんとお部屋で使用するカラーを把握していることが多く、インテリアを綺麗にまとめたとしても収納ボックスやケース、ハンガーの色がその空間にそぐわない色が1つでも入ると一気に生活感がましてしまうのです。

ワンルームという1つの空間だからこそ、収納ボックスやハンガーの色まで気を配るとよりこなれたおしゃれ感がアップします。

収納アイテムを揃えるときはお部屋のカラーと同じもの、カラーが同じであれば素材が違っても崩れることはありません。ホワイトカラーで揃えたいのであれば、籐で編んだボックスでも、ポリエステルでも、麻のボックスでも大丈夫。

ただし、カラーが同じだからといって素材を全て違うものにするのはNG。どれか1つに絞って同じものを揃えるか、実例のようにお部屋で使われている素材と同じものをチョイスして、複数素材を入れることもできます。

ハンガーもクリーニング屋さんでもらえる原色のものや、ブラックのプラスチックなど多くの要素を混ぜることなく、同じ種類のものできちんと揃えましょう。それだけで生活感はかなりなくなります!ぜひお試しあれ。

ワンルームレイアウトの注意点②
クローゼットの開閉スペースを考える

7.ワンルームレイアウト!重要ポイントまとめ

MEMO
    【ワンルームレイアウト|圧迫感をなくすには?】
  • 家具の高さを低くする
  • お部屋のベースカラーを無彩色の明るめカラー
  • 窓から光を多く取り入れ抜け感を
    【ワンルームレイアウト|おしゃれに見せる方法】
  • カラーと家具のバランスを整える
  • お部屋に使用するカラーは3色がよりまとまりやすい
  • 間接照明を使ってリラックス空間を演出
    【ワンルームレイアウト|家具を選ぶ時は…】
  • とにかく収納力がある家具を選ぶ
  • 活動線を気にしよう
  • クローゼットの扉開閉の幅もチェックする