家具でリビングをより快適な空間に。レイアウトと色の考え方をご紹介

1.リビングに家具を置く。レイアウトの基本を学ぶ

リビング家具のレイアウトを考えるときは、暮らし方と作業動線を意識するとうまくいきます。定番の配置はあまり気にせず、あなたや家族が過ごしやすいリビング空間をつくりましょう。

そのためには、部屋の使い方を先に決める必要があります。たとえばリビングダイニングをひとつの空間として使いたいか、あるいは別々に分けて使いたいかなどです。

また小さなお子さんがいる方は、キッチンで調理しているときにリビングで遊ぶお子さんの様子が見えるかなども、意識したいですよね。

1-1.リビングに家具を置くときは空間の使い方を先に決める

リビング空間×家具①
家族構成によってはリビングセットを置かないという考えも


まだお子さんが小さいうちは、できるだけ広々とした空間で自由に遊べるように、あえてリビングセットを置かないという考えも。ダイニングソファーを取り入れれば、リビングにソファーを置かなくてもダイニングルームでゆったりと過ごせます。

リビング空間×家具②
パーティー好きな方にはソファより大きなダイニングテーブルがおすすめ


人が集まることが多い家では、リビングとダイニングを分けて考えるより、幅の広いダイニングテーブルを置くほうが席の配置に悩む必要がなく、会話もはずみます。ディナーパーティーを開催するたびに重いリビングセットを動かす必要もありません。

リビング空間×家具③
LD空間を分けたいならダイニングに背を向けてソファーを置く


リビングで子供がテレビゲームをして遊んでいるとき、ダイニングテーブルで読書やパソコン作業をしたいなら、リビングとダイニングを区切るように家具を配置するのがおすすめ。お互いに自分の作業に集中でき、ちょっと目を向ければ相手の姿を確認できて安心します。

1-2.リビングルームをひとつの部屋として考える家具の配置

リビングインテリア×家具①
「体にフィットするソファ」ならさりげない間仕切りに


リビングとダイニングの間に区切りが欲しいけれど、視界がさえぎられるのは避けたいときは、背の低いクッションタイプのソファを置くという方法も。軽いクッションソファなら、邪魔なときは楽に移動できます。

リビングインテリア×家具②
狭いLDKに置ける小さなリビングセットもある


LD空間が狭いと、大きなリビングセットを置くのは難しいときがあります。それでもダイニングとリビングを分けて生活したいなら、大きな二人掛けのソファーではなく、小さなひとり掛けソファーをふたつ並べて置くという考えも。

単体タイプなら部屋の広さに合わせて椅子とテーブルの配置を変えられますし、オットマン(足載せ)があれば小さなソファーでもゆったりとくつろげます。

リビングインテリア×家具③
ラックでリビングとダイニングスペースを区切る


広々としたリビングダイニングでは、単にソファーの背をダイニングに向けただけでは空間が間延びして感じるかもしれません。そんなときはリビングとダイニングの間に収納家具を置くことで、空間が引き締まります。この場合は、ソファーの背もたれと同じくらい高さの家具を選ぶとバランス良く収まります。

1-3.リビング・ダイニングをひとつの部屋として考える家具の配置

リビング・ダイニング×家具①
窓に背を向けてソファーを置く


LD空間があまり広くないようなら、無理にリビングとダイニングを分けずにひとつの部屋として考えるほうが、よりたくさんの家具を配置しやすくなることも。大きなソファーは窓に背を向けて置くと圧迫感がなく、狭い部屋では掃き出し窓の下半分をソファーでふさいでも十分に採光を確保できます。

リビング・ダイニング×家具②
ソファダイニングを取り入れる


LD空間をできるだけ広々と使いたいなら、ダイニングセットとリビングセットを分けずにソファダイニングを置くのがおすすめ。最近はリビングソファーと同じくらいリラックスできるダイニングソファーが次々と登場しています。

リビング・ダイニング×家具③
キッチンからの動線を意識して家具を置く


LD空間が狭いと、リビング家具への動線の確保が難しくなります。けれどリビングにはキッチンからお茶や食事を運ぶことが多いため、キッチンからの動線はしっかり確保したいもの。そのためにはダイニングセットとテレビの配置がカギです。

ダイニングチェアやテレビボードは、キッチンからリビングセットへの通行の邪魔にならないように置きましょう。

2.家具で理想のリビングを実現。選び方のポイント

リビング空間の使い方が決まったら、次は家具選び。その前に、あなたがリビングに置きたいものをイメージしてみましょう。ソファーやテレビの他にも本棚やカップボードなど、リビングに置けると便利な大きな家具があるかもしれません。リビングに何を置きたいかによって、家具のデザインとサイズは自然と決まります。

2-1.リビングに収納を確保できる家具

リビング×収納家具①
座面の下に収納スペースがあるソファー


リビングソファーは大きな置き場所を取りますが、脚が細くて座面の下が空いているソファーなら、ソファーの下を収納スペースとして活用できます。ベッドのように引き出し収納が付いているソファーもありますが、DIYで好みの収納を作るのもおしゃれです。

リビング×収納家具②
収納棚付きセンターテーブル


ソファーと同様、センターテーブルもまたリビングで貴重なスペースを取る家具。けれどセンターテーブルには天板の下に棚があるものも多く、ガラス天板ならおしゃれなディスプレイを楽しめます。

リビング×収納家具③
使い方を選べる収納付きミニテーブル


リビング用のローテーブルをどう使うかは、個性によって大きく分かれるところ。たくさんのものを広げられる大きなテーブルが欲しい方もいれば、使わない時はソファーの横に置ける小さなテーブルがいいという方もいるでしょう。

どちらが縦でどちらが横という決まりのない、フレキシブルなデザインのローテーブルなら、柔軟に使い方を変えられます。中には立てれば本棚として使えるテーブルも。

リビング×収納家具④
「壁に付けられる家具」でテレビやソファー上のデッドスペースを活用


最近は賃貸の壁にピンで取り付けられるシェルフが人気を集めています。リビングにはテレビやソファー上の壁面にデッドスペースができやすく、壁に付けられる家具はこのような空きスペースに、本やコップを置けるテーブルを兼ねた収納コーナーが作れます。

2-2.リビングが広く感じる家具

リビングスペース×家具①
間口が狭い部屋には奥行きの浅いソファーを置く


間口(まぐち:部屋の横幅)が狭いリビングに奥行きのあるソファーを置くと、他の家具とのバランスを取るのが難しく、部屋が狭く感じます。狭いリビングにはコンパクトサイズの家具を置くのがおすすめ。ソファーの奥行きが10センチ短くなるだけで、随分と部屋が広く感じられます。

リビングスペース×家具②
小さなセンターテーブルならソファー前を広々と使える


リビングが狭いけれどゆったりと座れる大きなソファーを置きたいときは、センターテーブルに小さなものを選ぶといいでしょう。またソファーの色をカーテンやラグの色とあわせることで、ソファーの存在感が強調されずにインテリアに馴染みます。

リビングスペース×家具③
サイドテーブルを活用する


リビングが狭くて家具の配置に悩むようなら、ソファーの前にセンターテーブルを置かずにサイドテーブルを置くという考え方も。家族構成が少なく、あまり来客もないようなら、センターテーブルは必要ありません。会話はダイニングで楽しみ、ソファーではテレビを楽しむという暮らし方もありです。

リビングスペース×家具④
カラーボックスをテレビボード代わりに使う


リビングでソファーの次に大きなスペースを取るのがテレビボード。一般的なテレビボードには40cm前後の奥行きがありますが、レコーダー一体型の薄型テレビなら、台の奥行きは30cmもあれば十分。耐荷重が高いカラーボックスでも代用できます。テレビボードの奥行きが5cm短くなるだけで、驚くほど部屋が広く感じられるように。

2-3.リビングに個性を演出できるデザイン家具

リビング×デザイン家具①
おしゃれなラタン素材のソファー


リビングで過ごす時間が長いようなら、大好きなデザインや素材の家具に囲まれていたいですよね。ソファーのフレームにはレザーや布の他に天然木やラタンを使ったものもあり、天然素材の香りに包まれたリビングはまるで自然の中にいるような心地良さが感じられます。

リビング×デザイン家具②
アイアンのワイヤーバスケットをセンターテーブルに


センターテーブルはリビングでソファーに座っているときに一番目に付く家具。長い時間見ていても飽きることのないデザインを選びたいものです。アイアンのワイヤーバスケットなど、本来の目的はテーブルではない家具でも、テーブルとして使いやすいものは多く、かえってデザイン性が優れていることも。

リビング×デザイン家具③
小さなシェルフにコレクションをディスプレイ


リビングの広い壁面は個性を演出するのにぴったりの場所。お気に入りのコレクションを壁に飾ることで、リビングで過ごす時間がより快適に感じられます。什器や雑貨を集めるのが好きな方は、壁に小さなディスプレイシェルフを取り付けると、収納を兼ねたディスプレイコーナーに。

3.リビング家具の色を選ぶ方法

リビング家具を選ぶときの大きな楽しみが色選び。特にソファーにはカラフルなものが多くあり、ワクワクする反面、どんなソファーを選んだらいいのか悩むことも。そこで失敗しないリビング家具のカラーの選び方をご紹介します。

3-1.インテリアコーディネートにおける色の考え方

インテリアのカラーを考えるとき、リビングのように大勢が集まる部屋には広がりを演出するのが一般的です。けれど住まい方は人それぞれですから、リビングで過ごす時間が長いようなら、リビング家具に気持ちが落ち着く色を選ぶことで、リビングがよりリラックスできる空間になります。

人がリラックスできる色はグリーンで、気持ちが静まる色はブルーというのが基本のカラー。でもこれはあくまでも基本。自分が好きな色に囲まれているほうが気持ちが落ち着きますから、素直に好きな色を選んで大丈夫です。

そうはいってもお客様を招くリビングのカラーは慎重に選びたいなら、サイズの大きな家具は天然木調の明るい色で統一すると自然な印象になります。そして雑貨や小さな家具など簡単に移動できるものに好きな色を取り入れ、アクセントカラーを楽しみましょう。

3-2.床材をベースカラーにして家具の色を選ぶ

一般的にインテリアのカラーは一定のルールに沿って決められています。基本のパターンは床の色を少し暗くし、壁や天井を明るい色にすることで、空間に安定感と広がりを持たせるというもの。このため、賃貸住宅の壁と天井にはよく白色が使われています。

リビング家具の色を選ぶときは、床の色と色味をあわせ、床より少しだけ明るい色にするとしっくりきます。床の色が好みと違うときは、家具の下に家具と同じ色のラグを敷くことで、部屋の中に統一感を出すという方法もあります。

3-3.リビング家具のカラーコーディネート例

リビング家具×色①
家具を明るい木目色で統一するとナチュラルな印象に


リビングダイニングの家具を全て明るい白木の色でそろえると、統一感のあるナチュラルな印象になります。ソファーには色味のないグレー系を選ぶことで、天然木のソファーフレームの素材感が際立ちます。

リビング家具×色②
シャープなデザインのホワイト家具はモダンな印象に


スタイリッシュなリビングをつくりたいなら、シンプルな角型デザインの家具がおすすめ。白い壁に白い家具を配置すると家具が壁の中に溶け込み、グリーンや小物といったアクセントが生き生きと感じられます。

リビング家具×色③
モノトーンインテリアではソファーの色がアクセントカラーに


広いリビングではひとつの家具の色が占める割合は小さく、部屋のアクセントカラーでしかありません。特にモノトーンインテリアではソファーの色味は個性を表現できるアクセントに。

4.リビング家具の購入にインテリア通販を利用するときの注意点

大きなリビング家具の購入にはインテリア通販が便利です。送料が必要なケースもありますが、お気に入りの家具店が自宅の近くにあることは少ないことも。

家具の通販は、自分で運ぶのを考えたら安く済む場合が多く、さらに配達員が玄関まで運んでくれるメリットも。しかし、家具を通販で買うときには注意点もあるので購入前に把握することが大切です。

ローテーブルのサイズ感は段ボールで確認できる

リビング家具を買う際に必ず確認したいのが、部屋と家具のサイズ。最近はスマホを使って簡単に家具のレイアウトを確認できるフリーソフトがありますが、平面上ではうまく配置できたのに、実際に家具を置いてみると想像と違うケースは決して珍しくありません。

その最大の理由は縦軸、つまり高さの確認をしていないから。家具のサイズ感は、部屋の天井高やほかの家具との高さとの関係性に影響されます。

ソファーのように複雑な形の大きな家具は、実際に置いた状態をイメージするのが難しいですが、センターテーブルくらいなら、同じサイズの段ボールを積み重ねることでサイズ感を予測できます。

ソファーを選ぶときは実際に座り心地を確認する

ソファーの座り心地はソファー選びの大事なポイントですが、残念ながら通販では座り心地を確認できません。また座面の高さはソファーの沈み具合によって感じ方が変わるため、数値はあくまでも参考程度。

ソファー選びに失敗しないためには、店頭へ行き全く同じソファーに実際に座るか、コイルの種類が同じ商品に座ってみて、座り心地を確認しましょう。この際はちょっと面倒でも靴を脱いで座ること。長時間座り続けても疲れないかどうかも、あわせて確認しておくと安心です。

同じ家具でもお店と自宅では見え方が違う?

大きな家具店は天井高が高く空間が広々としているため、家具のサイズが実際より小さく見えることがあります。また家具の色は照明の色によって見え方が変わるため、お店で使われている照明と自宅の照明が違うと、まるで違う色に見えることも。ソファーの色を選ぶときは、カットサンプルをもらって自宅での色の見え方を確認しましょう。

リビング家具の選び方まとめ

MEMO
    【リビングに家具を置く。レイアウトの基本を学ぶ】
  • リビングに家具を置くときは空間の使い方を先に決める
  • 家族構成によってはリビングセットを置かないという考えも
  • パーティー好きな方にはソファより大きなダイニングテーブルがおすすめ
  • LD空間を分けたいならダイニングに背を向けてソファーを置く
  • 「体にフィットするソファ」ならさりげない間仕切りに
  • 狭いLDKに置ける小さなリビングセットもある
  • ラックでリビングとダイニングスペースを区切る
  • 窓に背を向けてソファーを置くとLDを広々と使える
  • 狭いLDにはソファダイニングを取り入れる
  • キッチンからの動線を意識して家具を置く
    【家具で理想のリビングを実現。選び方のポイント】
  • 座面の下に収納スペースがあるソファーはリビング収納を確保できる
  • 使い方を選べる便利な収納付きミニテーブルもある
  • 「壁に付けられる家具」でテレビやソファー上のデッドスペースを活用
  • 間口が狭い部屋には奥行きの浅いソファーを置く
  • 小さなセンターテーブルならソファー前を広々と使える
  • カラーボックスをテレビボード代わりに使う
  • オリジナリティが光るおしゃれなラタン素材のソファー
  • 個性的なアイアンのワイヤーバスケットをセンターテーブルに
  • 小さなシェルフにお気に入りのコレクションをディスプレイ
    【リビング家具の色を選ぶ方法】
  • インテリアコーディネートにおける色の考え方
  • 床材をベースカラーにして家具の色を選ぶ
  • 家具を明るい木目色で統一するとナチュラルな印象に
  • シャープなデザインのホワイト家具はモダンな印象に
  • モノトーンインテリアではソファーの色がアクセントカラーに
    【リビング家具の購入にインテリア通販を利用するときの注意点】
  • ローテーブルのサイズ感は段ボールで確認できる
  • ソファーを選ぶときは実際に座り心地を確認する
  • 同じ家具でもお店と自宅では見え方が違う?