ホームオフィスのレイアウト|在宅ワークで仕事の生産性を高めるおすすめ家具や配置など

こんなホームオフィスは仕事が捗らない?気をつけたいポイント

ホームオフィスでは、住居スペースにはくつろげるインテリアを重視しつつ、ワークスペースでは集中できる環境づくりを意識しなければいけません。

リビングや寝室といったくつろぐための空間は、逆に言うと集中できない空間でもあります。そのため、ワークスペースと居室は分けるのが理想的。でも狭い賃貸暮らしでは、居室のひとつをオフィスに割くのは難しいですよね。

その他にも、デスクに対する窓の向きや、作業がはかどる家具デザインなど、注意すべきポイントはたくさんあります。

仕事が捗らないホームオフィスのインテリア①
生活スペースとの境目がない

リビングなどの生活スペースにいると、くつろげるインテリアにあまりこだわっていなくても「リラックスモード」の体内スイッチがONになります。これは主に目から入る情報を精査して脳が判断しているため、意志の力だけでスイッチを切り替えるのは難しいです。むしろ、この脳の働きを利用するのが賢いやり方。

生活スペースとオフィススペースをはっきりと分けることで、オフィス空間に入ると脳が「ここは仕事をするスペースだ」と判断し、勝手にスイッチを切り替えてくれます。

仕事が捗らないホームオフィスのインテリア②
整理整頓されていない

仕事がはかどるホームオフィスの第1歩は、オフィス空間と生活スペースを分けることですが、スペースを分けただけではまだ不十分。筆記用具や事務用品など、仕事で使う道具と生活で使う道具類もしっかりと分けるようにしましょう。

そしてオフィススペースではどこに何があるかひと目で分かるように整理整頓を心がけることで、ものを探す時間のむだを大幅に減らせます。

仕事が捗らないホームオフィスのインテリア③
窓際にデスクを配置している

ホームオフィスのレイアウトを考えるとき、最初の悩みは「どこにデスクを置くか」でしょう。窓の近くにデスクを配置すると、自然光が入り視界も開けるなど良いイメージがありますよね。でも窓際にデスクを置くとデメリットもあります。

たとえば、デスクの正面に大きな窓があると、窓から見える人や車の動きが気になって仕事に集中できません。また、南向きの窓が正面に来るように机を配置すると逆光になり、PCの画面が見えにくくなります。

それ以外にも、窓のそばは冷気や熱気が入りやすく、時間帯によっては太陽の日差しがまぶしくて仕事ができないなど、良くも悪くも屋外の影響が大きいです。窓際にデスクを置くときは、光の入り方や窓との距離感を考慮してレイアウトを考えるようにしましょう。

仕事が捗らないホームオフィスのインテリア④
人の出入りがある場所にデスクを配置している

階段の上り口や居室のドア横は空きスペースになっていることが多いため、そこをデスクの定位置にしている方もいるかもしれません。

でも人の出入りがある場所にデスクを配置すると、家族が横を通るたびに集中が途切れて落ち着きません。子供が遊んでいる様子をうかがえるようにデスクを配置したい場合は、目を向ければ子供が視界に入るけれど、机の横は通れないレイアウトを意識しましょう。

仕事が捗らないホームオフィスのインテリア⑤
趣味や娯楽アイテムが視界に入る

マンガ本やテレビといった娯楽アイテムが視界に入ると、集中力が低下します。ホームオフィスは会社と違ってすぐそばに本棚やテレビがあり、仕事の手を止めても叱る人がいないため、うっかり視界に入ると会社とは比べものにならないほど集中力が落ちます。

ホームオフィスは「誘惑と戦う場所」だということを認識し、仕事中は娯楽アイテムが視界に入らないようにレイアウトを工夫しましょう。

仕事が捗らないホームオフィスのインテリア⑥
ガラス製のデスク

ホームオフィスのレイアウトを考えるとき、デスクの配置と同じくらい悩むのが机の大きさと素材です。リビングダイニングの一角にデスクを配置するときは、インテリアコーディネートを壊さないように特に慎重になりますよね。

でもデスクは作業をする場所なので、もっとも重視すべきは作業性です。例えばガラス製のデスクは見た目はおしゃれですが指紋が目立つため集中力が途切れやすく、大理石調のダイニングテーブルを作業デスクに使うと、手が冷えやすく反響音が気になります。

すでにガラス製のデスクを持っているから買い替えるのは大変という方は、テーブルクロスやデスクマットを活用すると作業性がアップするかもしれませんよ。

仕事が捗るホームオフィス|インテリアのポイント&実例10選

ここからは、仕事がはかどるインテリアレイアウトを実例を交えてご紹介します。居室の使い方から家具選びのポイントまで、具体的な数値をあげてアドバイスしているので、ぜひ参考にしてください。

また、参考事例のデスク上はどれもすっきりと片付いているので、その点も要チェック。デスクの上に何をどんな風に配置すると作業性が良いか、参考になりますよ。

階段の踊り場をワークスペースに使う

階段の踊り場にあるフリースペースは、ホームオフィスに理想的な場所です。階段が生活スペースとワーキングスペースの区切りになるため、気持ちの切り替えがスムーズに行えます。

また階段上のフリースペースには採光窓があるケースが多く、日中は自然光だけで十分な明りを確保できます。1階と違って窓から車や人の姿が見えにくい点もうれしいですね。

ウォークインクローゼットや階段下などの狭い空間は作業に集中できる

窓があるウォークインクローゼットもホームオフィスにぴったりの場所。2~3畳くらいの狭い空間は目の前の仕事に集中しやすく、デスク周りには生活用品を置かないようにすることで、生活スペースと簡単に区別できます。

また、一般的にウォークインクローゼットの窓は小さくてすりガラスになっているため、採光を確保しつつも集中の妨げにはなりません。

リビングダイニングにデスクを置くときは部屋の角が理想的

ホームオフィスでは仕事と家事の時間をくっきり分けるのが理想的ですが、家事の合間にオフィスワークをしたい方もいますよね。そんなときはダイニングやパントリーにワークコーナーを作ると便利です。

ただし、この場合はデスクの配置がとても重要。仕事中は生活スペースが視界に入らないように、部屋の角など壁に囲まれる場所に机を置くようにしましょう。背の高い家具を間仕切り代わりにデスクの横に置くのも効果的です。

テレビが視界に入らないようにデスクを配置する

1人暮らしでホームオフィスを採用する場合は、間取りに余裕がないと生活スペースとワーキングスペースを分けるのは難しいですよね。でも、デスクにいるときはテレビやキッチンが視界に入らないように家具の位置をずらすだけで、集中力は高まります。

こちらの実例は、テレビボードの横にワークスペースを設けることで、テレビが視界に入ることはありません。

また、スペースが限られるからこそ、大きなデスクを選ぶのも効果的なポイント。大きなデスクは机の上や下に仕事に必要なものを集中できるため、頻繁に席を立って生活スペースが視界に入るのを避けられます。

デスクの正面に大きな窓があるときはブラインドを掛ける

部屋の角をワークスペースに利用する場合、デスクの正面に大きな窓や南向きの窓がくるのを避けるのが難しいかもしれません。そんなときは窓にカーテンではなくブラインドを掛けるのがおすすめ。

ブラインドは視界を遮りつつ光を取り込むことができるうえ、気分転換したいときはオープンにしたり、集中したいときは完全にクローズするなど、状況に応じて窓の視界を操作できます。

オフィスチェアは高さと角度調整ができるものを選ぶ

理想的ないすの背もたれの角度は、どんな作業をするかで異なります。ワークチェアの背もたれの角度は95〜110度の間に設計されていますが、ひたすらパソコン入力を続ける場合と並行してメモ書きをする場合とでは、適した背もたれの角度が違います。

このため、ワークチェアを選ぶときは座面の高さと背もたれの角度を調整できるものがおすすめ。また長時間のデスクワークは腰に負担がかかるため、ひじ掛け付きの椅子のほうが安心です。ひじ掛けがあると、立ち上がるときや作業中に姿勢を変えるときに腰の負担を減らせます。

オフィスデスクには十分な大きさがあるものを選ぶ

狭い部屋にワークスペースを作る際は、小さなデスクで済ませようと考えるかもしれません。でも、デスクが小さいと仕事に必要なものを机の上に広げられないため、作業効率が悪くなります。

主にノートパソコンを使った作業を行う場合でも、ワークデスクには十分な大きさがあるもの選ぶようにしましょう。デスクの高さはキーボードに対して肘が90度に曲がるくらいが疲れにくいです。

ダイニングテーブルとデスクを兼用するときは椅子を使い分ける

家の中に大きなデスクを置くスペースがないため、ダイニングテーブルをワークデスクに使っている方もいるでしょう。小さなデスクで作業するより広々としたダイニングテーブルで作業するほうが、確かに仕事の効率は良いです。

けれど、作業に適したデスクの高さは「机といすの高さの差」で決まります。それに、食事用のいすは長時間の作業には向かないことが多いです。

そのため、テーブルを兼用しても椅子だけは使い分けるのがおすすめ。デスクを置くスペースは無くても、ワークチェアを1脚置くぐらいのスペースなら何とか確保できますよね。

デスクの上を片付けやすいように収納グッズを利用する

ホームオフィスのレイアウトを考えるとき、仕事の効率に大きく影響するのが「収納ルール」です。何がどこにあるかすぐに分かり、かつ、使いやすいように配置することが、仕事の時短につながります。

そして、収納ルール以上に重要になるのが整理整頓です。せっかく良い収納ルールを決めていても、きちんと片付けていなければ意味がありません。デスク用の収納グッズを活用し、仕事の終わりに片付ける時間を設けるなど、片付いた状態をキープできるよう工夫しましょう。

片付けが苦手な人はあえて小さな机を使うという考え方も

大きなデスクがあるとつい散らかしてしまうという人は、あえて小さなデスクを使うという考え方もあります。デスクを必要最小限の大きさにとどめても、デスクの奥とデスクサイドに収納ラックがあればそれほど困りません。むしろデスクの上を片付ける必要ない分、ストレスが減る可能性もあります。

ただしこの場合も、椅子だけはゆったり座れる大きさのものを選びましょう。小さなデスクを選ぶときは、大きな椅子を使ってもデスクの脚が邪魔にならないかどうか、しっかりチェックしてくださいね。

番外編|環境を整えればもっと仕事の効率がアップする

理想的なホームオフィスのレイアウトを考え、仕事がはかどる家具を選んだ後は、五感を意識した環境作りにも目を向けましょう。音やニオイ、温度や湿度など、レイアウト以外にも集中力に影響する要素は複数あります。

また、目から入る視覚情報は五感の中でもっとも大きく心理に作用するため、ワークスペースの色選びはとても重要です。これらの環境をコントロールすることで、仕事の効率は驚くほど向上します。

温度・湿度を調節する

人が心地良いと感じる室内の温度と湿度は、季節によって違います。その理由は、屋外の気温にあわせて夏と冬では服装が異なるため。特に肌着の影響は大きいです。

一般的に、夏場の室温は25~28度、冬場の室温は18~22度くらいを快適だと感じます。一方の湿度は、夏場は55~65%、冬場は45~60%に保つのが理想的です。

集中力を高める色を取り入れる

オフィススペースには「青色」を積極的に取り入れるのがおすすめ。青には気持ちをリラックスさせて集中力を高める効果があります。オフィススペースの壁紙をブルーにするなど、大きな面積に採用しましょう。デスクの近くに窓があるなら、青いカーテンを掛けると簡単ですね。

また黄色には発想力を高める力があるため、電卓や事務用品といった小物に黄色を取り入れると、アイデアが煮詰まったときにひらめきが起きやすくなります。

観葉植物を置く

オフィスに植物を置くと視覚的に癒されるだけじゃなく、生産性や創造性が向上するという研究データがあります。作業内容にもよりますが、クリエイティブな仕事ほど効果が期待できるようです。

また観葉植物には疲れ目を癒す効果があるので、デスクの上にグリーンを飾っていると、長時間のPC作業による眼精疲労をやわらげてくれますよ。

部屋の香りにもこだわる

香りも集中力を左右する大切な要素です。ペパーミントには脳をすっきりさせる効果があり、ローズマリーには集中力を高める効果があります。またグレープフルーツは気分を明るくしてくれるなど、間接的に気分を上げてくれる香りもあるので、自分の好きな香りも含めていろんな香りを試してみるのがおすすめです。

心地よいBGMを流す

PC作業の集中力を高めるのに、音を利用している方も多いですよね。クラシック音楽や自然音など、「1/f(エフぶんのいち)ゆらぎ」が含まれる音には気持ちをリラックスさせる効果があり、仕事のBGMに流すと集中力を高めてくれます。

また全くの無音状態より、カフェなどで作業するときに聞こえる程よい雑音があるくらいが集中できるという説も。集中できる音は性格や習慣によっても異なるので、いろんなBGMを比較して、あなたに合うものを選びましょう。

仕事が捗るホームオフィスまとめ

MEMO
    【こんなホームオフィスは仕事が捗らない?気をつけたいポイント】
  • 生活スペースとワーキングスペースの境目をはっきりさせる
  • オフィススペースを整理整頓するとモノを探す時間が減る
  • 窓際にデスクを置くときは光の入り方や窓との距離感を考慮する
  • 階段やドアの近くなど人が出入りする場所にデスクを置くと落ち着かない
  • 趣味や娯楽アイテムは視界に入らないようにする
  • ガラス素材のデスクは手首が冷えやすく反響音が大きい
    【仕事が捗るホームオフィス|インテリアのポイント&実例10選】
  • 階段の踊り場をワークスペースに使う
  • ウォークインクローゼットや階段下などの狭い空間は作業に集中できる
  • リビングダイニングにデスクを置くときは部屋の角が理想的
  • 視界にテレビが入らないようにデスクを配置する
  • デスクの正面に大きな窓があるときはブラインドを掛ける
  • オフィスチェアは高さと角度調整ができるものを選ぶ
  • オフィスデスクには十分な大きさがあるものを選ぶ
  • ダイニングテーブルとデスクを兼用するときは椅子を使い分ける
  • デスクの上を片付けやすいように収納グッズを利用する
  • 片付けが苦手な人はあえて小さな机を使うという考え方も
    【番外編|環境を整えればもっと仕事の効率がアップする】
  • 室内の温度は25度前後、湿度は40~60%に保つ
  • ブルーは集中力を高め、イエローは発想力を高める
  • オフィスに観葉植物を置くと仕事の生産性や創造性が向上する
  • ペパーミントの香りは集中力を高める
  • 1/fゆらぎが含まれる音をBGMに流すと集中できる