床置き収納の悩みを解消!置く派も置かない派も参考になるお片付けアイデア集

床下・床にものを置かないパターンも|「床」にまつわる収納について

床にものを置く収納と置かない収納では、そもそもの目的が違います。このため、どちらを採用するのが正解かは、あなたがどんな暮らし方をしたいかによって変わってきます。

例えば、掃除をしやすくするのが目的なら、床にものを置かないほうが良いですし、ワンアクションで素早くものを取れるようにしたいなら、床に収納ケースを並べるほうが向いているときもあります。

またそれとは別に、「床」に収納スペースを増やすという考え方もあります。床下収納やかさ上げ収納がそうです。

①床置き収納

「床置き収納」は、床の上に家具などの収納アイテムを置くことを指します。タンスや衣装ケースのように大きなものから、カゴやマガジンラックのように小さなものまで、幅広い収納アイテムが含まれるため、床置き収納をひとくくりにするのは難しいです。

また、床置き収納は「床にものを置かない収納」と比較されることが多く、床に置かない=片付いている、床置き=ごちゃごちゃしている、という、誤った認識を持っている人もいます。しかし本来、床にものを置くのはごく自然でむだのない収納法です。

床置き収納のポイント

子供のおもちゃなどは床置き収納でまとめる

床置き収納に適しているもののひとつが「子供のおもちゃ」です。中でも、幼いお子さんのおもちゃは床置き収納にするのがおすすめ。

お子さんの手が届かない場所におもちゃを片付けていると、子供はいつまでたっても片付けが苦手なままです。でも自分の手が届く場所に欲しいものがあると、子供は自分でおもちゃを探し、自分が探しやすように工夫して片付けるようになります。

キャスター付きの床置き収納なら掃除が楽

重いものを入れる床置き収納には、キャスター付きのタイプがおすすめ。キャスター付き収納は楽に移動ができ、お掃除がしやすいです。

キャスター付き収納には、衣装ケースや押入れ収納のように大きなものもあれば、キッチンワゴンや米びつのように小さなものもあります。いずれも使いやすさを重視して作られているため、うまく生活に取り入れると暮らしやすくなります。

床置き収納の注意点
  • 子供のおもちゃ入れには安全な素材と形を選ぶ
  • ラックよりボックス収納のほうが子供は出し入れしやすい
  • 木質やスチール製の収納家具は重くて移動が大変
  • キャスター付き収納はストッパーなど安全面への配慮が必要
  • 賃貸では家具の跡に注意
  • ②床にものを置かない収納

    「床にものを置かない収納」は、フックやシェルフを使って壁面に収納することを指します。床にものを置かない最大の目的は、清掃性を上げること。そのため、パントリーやクローゼットといった扉付き収納の中にものを片付けることを、床置き収納ではなく床にものを置かない収納のスタイルと捉えている人もいます。

    床にものを置かずに収納する方法

    床にものを置かない収納は、別名「床見せ収納」とも言います。その名の通り「床」が見える状態にしておくことで、壁にフックや棚を取り付けて壁面収納するのが床見せ収納の基本スタイル。ワイヤーメッシュや有孔ボードを使った壁面収納も、「床見せ収納」の一種です。

    また、床見せ収納はリビングや玄関に限らず、トイレやバスルームでも広く採用されています。吊り収納すると水切れが良くヌメリ防止になるため、清掃性を上げるという意味では水回りで積極的に採用したい収納法です。

    床にものを置かない収納の注意点
  • 吊り下げ収納はフックの耐荷重に注意
  • 賃貸では壁に跡が残りにくい壁掛け収納を選ぶ
  • 突っ張り式の吊り収納は定期的にゆるみをチェック
  • ③床下収納

    「床下収納」は、主に床下点検口を利用した収納庫のことを指します。点検口にセットするだけの簡易的なものから、レールで左右にスライドできる大容量タイプや、断熱性があるものなど、床下収納庫はサイズも機能も様々です。このため、床下収納庫のタイプによって収納するのに適したものが変わります。

    また、和室の畳を跳ね上げると下が収納スペースになっているユニット畳や、小上がりの下に設けられている引き出し収納なども「床下収納」の一種です。

    床下収納に適しているもの

    床下収納は、滅多に使わない調理器具や防災グッズほか、温度と湿度の影響を受けない保存食、重さが軽い日用品のストック収納などに適しています。

    引き出し式の小上がり下収納をのぞき、床下収納は基本的に出し入れがしにくいです。床の下に収納しているものを上から持ち上げる訳ですから、重量があるものは取り出すのが大変です。また、頻繁に出し入れするものの収納には向きません。

    床下収納の注意点
  • あまりに重いものを入れると取り出すのが大変
  • 上から見てどこに何があるかわかるように収納する
  • 除湿剤などを使って湿気対策を行う
  • 大きな床下収納にはきしみ予防に換気設備を設ける
  • 床置き&床下収納・床にものを置かない収納など|アイデア実例10選

    ここからは、「床」にまつわる様々な収納アイデアを参考事例と交えてご紹介します。床置き収納、床にものを置かない収納、床下収納のそれぞれについて事例をピックアップしているので、ぜひ参考にしてください。床下収納をうまく活用できていない方は必見です。

    天然素材のバスケットを床に置く

    ラタンなど天然素材のバスケットは、部屋の一角にポツンと置いていても絵になるため、積極的に取り入れたいインテリアアイテム。単体で置くほか、形が異なるバスケットを複数床に並べて置いてもおしゃれです。

    布で覆いをすると簡単に中身を隠せる

    大きなバスケットを床置きしていると、衣類やタオルを上からポンポン放り込めるというメリットがあります。きれいに畳んでいない衣類を無造作に入れていても、上におしゃれな布を掛けて入ればわかりません。それどころか、すてきなインテリアに見えます。

    また、色や形が異なるバスケットを選ぶとインテリアが華やかになり、ラベリングをしなくても中身が分かるというメリットもあります。

    ふた付きポリエチレンケースを床に積み重ねる

    子どものおもちゃや衣類は、ボックスタイプのケースを使って床置きにするのが理想的です。全てのケースを平置きするには大きなスペースが必要ですが、ふた付きのポリエチレンケースを使うと、わずかなスペースにたくさんのケースを積み重ねられます。

    仕分け収納すると探しやすく片付けやすい

    子ども用の収納ケースには、子供がストレスを感じないものを選ぶのがポイント。片手で簡単に開けられるケースに大好きなおもちゃが入っていれば、お子さんは自分でおもちゃを探すようになります。

    また複数の小さなケースを使っておもちゃを仕分け収納することで、目的のおもちゃを探しやすくなり、子供がきれいに片付けられるようになります。

    洗濯機用かさ上げ台を使うと収納スペースが生まれる

    洗濯機の足を「かさ上げ台」に乗せると、振動を防げるだけじゃなく、洗濯機の下を掃除しやすくなります。そして、洗濯機の下に空いたスペースには排水管や体重計を収納できます。

    洗濯機の下に体重計を置ける

    洗濯機の下はほこりと湿気が溜まりやすいなど、こまめなお掃除が欠かせません。どうせ見えないからと長く掃除をせずにいると、カビの温床になります。

    カビやダニの繁殖を防ぐには、見えている床部分をきれいに掃除するより、隠れている床をお掃除しやすくするほうが効果的。かさ上げ台が高いほど掃除しやすくなり、高さ10cm前後のかさ上げ台を使うと、洗濯機の下に体重計が楽に収まります。

    子ども部屋のクローゼットにブランコハンガーをつくる

    造り付けクローゼットのハンガーパイプは、小さなお子さんが使うには位置が高すぎます。けれど、チェーンやロープを使って既存のハンガーパイプにブランコハンガーをつくると、お子さんが使いやすい高さにハンガーパイプを増設できます。

    子供家具の費用を抑えられる

    造り付けのハンガーパイプは高さの調整ができないため、子供用のクローゼット収納を購入する方も多いですよね。でも子供の成長にあわせて家具を買い替えるのは大変です。それに、子供用の家具が必要な期間はそれほど長くはありません。

    ブランコハンガーをつくったり、クローゼットの扉を外すなどして、造りつけ収納を子供が使いやすいように工夫することで、子供家具の費用を大きく抑えられます。

    玄関の壁に小さな箱型収納を取り付ける

    玄関は「床見せ収納」が効果を発揮するスペースです。玄関に置けると便利なものは多いですが、ラックを置いたせいで家への出入りがしにくくなるのは困りますよね。でも奥行きの浅いラックを壁に取り付ければ、収納も床面も確保できます。

    忘れやすいものは玄関に置くと忘れなくなる

    石膏ボードの壁に取り付けられる箱型のラックは、狭い玄関におすすめの収納アイテム。ほこりがしにくく、中に入れているものが落ちにくいなど、あわただしい玄関で使うのにぴったりです。

    マスクやハンカチなど、うっかり忘れることが多い小物は玄関に収納することで、出かける前にあわてて部屋に取りに行かなくてよくなりますよ。

    浴室のタオル掛けにシャンプーを吊るして収納

    シャンプーやボディソープは使うたびに液だれするうえ、シャワーの水がかかりやすく、ボトルを床置きしているとすぐにぬめぬめしてお掃除が大変です。でも、浴室のタオル掛けにフックを使ってシャンプーを吊り収納すれば、シャンプーボトルがぬめりにくくなります。

    ぬめりを防ぎバスルームの掃除が楽になる

    浴室の床やカウンターの上に置けるシャンプーラックは、バリエーションがとても豊富です。縦方向にたくさん収納できるスタンド収納や、突っ張り式のラックもあり、どれを選ぶか悩みますよね。

    でも、浴室に置くものを増やすほど、浴室の掃除は大変になります。浴室には必要最小限のものだけを置き、メイク落としや浴室洗剤は洗面所に置くようにすると、浴室がすっきりと片付き、掃除もしやすくなりますよ。

    ワイヤーメッシュを使って電源タップとルーターを吊り収納

    テレビの電源ケーブルは、ほこりが貯まりにくく風通しのいい状態にしておくのが理想的。ワイヤーメッシュを使ってテレビ奥の壁に吊り収納をつくると、電源タップやルーターなど、テレビ周りのケーブル類をすっきりと収納できます。

    隠すより見えるほうがお掃除しやすい

    スマホの充電ケーブルと違って、テレビの電源ケーブルには大きな電気が流れてるため、小さなケースの中にケーブルを丸めて押し込むと、熱がこもって危険です。このため、電源ケーブルは個別に吊り収納するのがおすすめ。

    また、電源タップは家具の下に隠すより、手が届きやすい場所に出して置くほうが、ほこりが溜まりにくくお掃除もしやすいです。

    床下収納の区分けには3COINSの「リサイクルケース」が便利

    3COINSの「リサイクルケース」を、分別ごみ入れに利用している方も多いですよね。袋に深みがあり、上部のマジックテープで別の袋と連結できるなど、縦方向にたくさん収納するのに適しています。同じ理由から、床下収納庫の仕分けケースにも使いやすいです。

    ソフトケースは収納量を柔軟に変えられる

    床下収納庫は床にかがんで中身を出し入れするため、上から全体が見渡せるように区分け収納するのが理想的。このため、縦方向より横方向の仕切りが便利です。またソフトケースは収納量に応じてケースの形を変えられるため、収納するものや収納量が限定されないというメリットがあります。

    床下収納庫を非常時の備えに利用

    床下収納庫は、そもそも出し入れしにくいスペースです。収納が少ない賃貸住宅では貴重なスペースとはいえ、よく使うものを収納するには不向き。むしろ、非常時の備えを入れる場所にすることで、常備品が足りているか確認しやすくなり、いざというときに慌てなくて済みます。

    100均の収納アイテムを使うと床下スペースをフル活用できる

    備蓄品の保管に床下収納庫を利用するなら、スペース全体をフルに活用したいですよね。でも一般的な床下収納庫の深さは45cm前後もあり、積み重ねられるケースを使わないとスペース全体を無駄なく使うのは難しいです。

    ダイソーには、「積み重ねボックス」をはじめ持ち手がある小さなケースがそろっています。このようなケースをうまく利用すれば、床下収納庫にたくさんの収納を確保できます。

    床下収納庫にティッシュペーパーなどの軽い日用品を収納

    床下収納庫は水回り配管の点検口を兼ねているため、大抵はキッチンか洗面所にあります。このため、水回りで使うストック洗剤を入れている方も多いのでは?

    でもストック洗剤はけっこうな重さがあり、床下から取り出すのは大変です。むしろボックスティッシュやスポンジといった、軽いものを入れるのがおすすめ。

    取り出しやすく収納庫が汚れない

    ティッシュペーパーとスポンジのほかにも、ラップやポリ袋など、重さが軽い消耗品はたくさんあります。水回り消耗品はいずれも温度や湿度の影響を受けにくく、床下収納庫に入れるのにうってつけです。洗剤よりはるかに出し入れしやすく、うっかり袋が破れても収納庫が汚れる心配はありません。

    「床」にまつわる収納アイデアまとめ

    MEMO
      【床下・床にものを置かないパターンも|「床」にまつわる収納について】
    • 子供のおもちゃなどは床置き収納でまとめる
    • キャスター付きの床置き収納は移動が楽
    • 床にものを置かない収納は掃除がしやすい
    • 床下にはストック品や滅多に使わないものを収納する
      【床置き&床下収納・床にものを置かない収納など|アイデア実例10選】
    • 天然素材のバスケットを床置きするとおしゃれ
    • ふた付きケースを床に積み重ねると縦方向にたくさん収納できる
    • かさ上げ台を使うと洗濯機の下に体重計を置ける
    • 造り付けクローゼットにブランコハンガーを作ると子供が使いやすくなる
    • 玄関の壁面に箱型収納を取り付けると忘れものが減る
    • 浴室のタオル掛けにシャンプーを吊り収納するとぬめりを防げる
    • テレビ周りのケーブルは隠すより見せるほうがお掃除しやすい
    • 床下収納の区分けには3COINSの「リサイクルケース」が便利
    • 100均の収納アイテムを使うと床下スペースをフル活用できる
    • 床下収納庫を重さが軽い日用品の収納に使うと出し入れしやすい