ウォールナットとはどんな色?
ウォールナットとはクルミ科の広葉樹で、パイン材などの針葉樹系の材木よりも耐久性に優れており、家具や床材に広く使われてきました。
なんと言っても特徴的なのはその美しい木目と深みのあるブラウンです。通常だと木材は塗装をして暗い色を作りますが、ウォルナットは素材そのものが濃淡のあるブラウンなので余計な加工をせずとも色を楽しめるのが魅力です。
ウォールナットの床と色を組み合わせたインテリア10選
床材としてとても人気が高いウォールナット。無垢材の場合は場所によって黄色が多かったり灰色がかかっていたりと、色の幅が大きいのも特徴です。
いろんな表情を見せてくれるウォールナットの床材と相性の良い組み合わせのカラーを使ったインテリアをご紹介いたします。
ウォールナット×ホワイト1
メインの家具にホワイトを使う
ナチュラルで落ち着いた雰囲気のインテリア。ウッドをふんだんに取り入れた空間に壁がグレーカラーなのも相まって、中心に置かれたホワイトのソファが引き立つようにカラーコーディネートされています!
また色の違いだけでなく、ウッドとストーン系の素材を組み合わせているので表情豊かなリビングになっていますね。
ウォールナット×ホワイト2
壁のホワイトを引き立たせる
飾り棚のディスプレイやポスターにセンスがあふれるインテリア。床や家具にダークブラウンのウォールナット材を取り入れている場合は、明暗のコントラストによって壁紙のホワイトがさらにスッキリと見せてくれます。
また暗いカラーは引き締め効果があるので、目線の下側のみに使うとお部屋が広々と見える効果も。こちらのお部屋では天井が高いのでさらに広がりができていますね。
ウォールナット×ブラック1
濃淡のコントラストを楽しむ
同じウォールナットでも材種や部位によってその姿は微妙に異なります。こちらのお部屋ではウォールナット材をふんだんに使って、床から家具、天井の梁に向かって色のコントラストを楽しめる空間になっています。
また注目したいのは、天井のファンや照明器具のデザインです。シンプルで装飾の少ないアイテムを用いているからこそ、さらに洗練された生活空間になっていますね。
ウォールナット×ブラック2
フローリングの貼り方を工夫する
フローリングの貼り方によっても空間に変化が生まれます。こちらのキッチンスペースは、ヘリンボーンと呼ばれる板を矢羽状に敷き詰める貼り方が施されています。ただ直線上に貼るフローリングに比べてリズムが生まれ、上品さも出せるスタイルです。
黒でデザインされたキッチンスペースにヘリンボーンの床がうまくマッチして魅力的な空間になっています。
ウォールナット×ダークブラウン
レンガタイルと合わせる
壁のレンガタイルがモダンなインテリア。ウォールナットの床とダークブラウンの壁や建具の色がマッチしている分、素材感の違いが楽しめるようになっています。
またこちらのお宅では、リビング・ダイニングスペースをダークブラウンでまとめて、吹き抜けと隣の畳ルームはホワイトとブルーでまとめてあります。空間を色でエリア分けするのも取り入れてみたいテクニックです。
ウォールナット×グレー
繊細さを足してみる
ウォールナットは木目がはっきりとしており、主張の強いタイプの床材と言えます。力強い印象にしやすい材料ですが、あえて薄いシアーカーテンや柔らかいグレーを合わせることで、足元の安定感はありつつ繊細な印象を持ったメリハリのある空間にすることができます。
グレーは素材によっては重たくなってしまうので、軽い素材のアイテムを使うことを意識してみてください。
ウォールナット×ライトグレー
カジュアルテイストには明るい色を選ぶ
ライトグレーのソファと明るめのウォールナット材がカジュアルに魅せてくれるお部屋。
ウォールナット材のインテリアといえば暗めの色が人気ですが、こちらのお部屋のように明るめの中間色を選んでおくと、どんな家具の色でも合わせやすく、テイストも変化させやすいのでインテリアのスタイルに迷っている方には特におすすめです。
ウォールナット×ネイビー
色を統一して際立たせる
ネイビーのソファが印象的なインテリア。こちらのお部屋の場合は、床と家具、キッチンの下がり天井までウォールナットの色を一色に揃えてあります。
素材と色を統一してあるとお部屋の一体感は段違いですね。ワンポイントで入れたソファの色が引き立っています。サッシまわりのシンプルさも相まって、全体がスッキリとした印象に。
ウォールナット×グリーン
観葉植物と合わせる
木目がはっきりしていてナチュラルな魅力が強いウォールナット材にはグリーンカラーがよく似合います。ソファは布地の色面積が大きく、色のイメージがしやすいのでレイアウトに取り入れやすいアイテムですね。
あちこちに置かれたグリーンの鉢がリゾート感をプラスして、さらに居心地のいい空間を作り出しています!
ウォールナット×パープル
意外性で個性を出そう
鮮やかな紫色に元気をもらえそうなダイニングスペース。主張の強いビビッドカラーのパープルをアクセントクロスに取り入れて、床はあくまでナチュラルに。意外な組み合わせでオリジナリティあふれるお部屋になっていますね!
ダイニングテーブルはクラシック調ですが、ここに合わせてあるモダンなデザインの椅子がインテリアのつなぎ役になってくれています。
ウォールナットの家具を取り入れたインテリア5選
ウォールナットの木材はフローリングだけでなく家具としても長く親しまれている材料です。古くから用いられているのでアンティークからモダンまで幅広いデザインの家具が揃っており、好みのインテリアのテイストに合わせて取り入れやすいのが特徴です。
特に暮らしのなかに取り入れやすいアイテムをまとめましたのでご覧ください。
ウォールナット×キャビネット
木目の魅力を楽しむ
扉付きのキャビネットはウォールナットの持つ美しい木目を正面からたっぷり味わえるのが魅力です。たくさんのアイテムが出回っているので好みのデザインが見つかりやすいのも嬉しいですね。
収納力があり、お部屋がごちゃつく原因となる書類やこまごました生活用品をまとめて収納することができるので、リビングにひとつおいてあるだけで一気に空間をスッキリさせてくれる頼れる存在です。
ウォールナット×オープンシェルフ
お気に入りを厳選して

画像出典元:FLYMEe
お気に入りの雑貨を品よく飾ることができるオープンラックもおすすめです。こちらのデザインだと格子状ではなく一段ごとに棚が互い違いになっているので、リズムがついて雑貨がさらに映えるようになります。
ウォールナットの木の雰囲気を楽しむためには雑貨を詰め込みすぎず、お気に入りを厳選して余白を持たせながら飾りたいですね。
ウォールナット×ダイニングテーブル
テイストによって加工を選ぼう



画像出典元:FLYMEe
ダイニングルームの顔となるテーブルにはしっかりした造りのものを選んでおきたいもの。ウォールナットは硬質な広葉樹なので傷が付きにくく、ダイニングテーブルのような家具に向いています。
天板の加工によって色々な種類がありますが、インダストリアルテイストの場合は無垢材のクリア塗装などで木の質感を楽しめるタイプが向いています。またシックな雰囲気にしたい場合は集成材や突板できめの細かい仕上げのものがおすすめです。
ウォールナット×テレビボード
個性的なデザインを楽しんで



画像出典元:FLYMEe
テレビ台は特にウォールナット材のアイテムが多く出回っています。テレビの黒色に馴染みやすいシックな色なので人気があるのもうなずけますね。
こちらの家具は少し珍しいヘリンボーン柄のデザインです。リビングの床がヘリンボーン貼りの場合は、このような箱物家具にもデザインを取り入れて統一感を出すと意外性がありますね。またストレートなフローリングの場合もアクセントになって面白いお部屋になりそうです。
ウォールナット×デスク
サイズと機能にこだわろう



画像出典元:FLYMEe
在宅ワークの需要が高まっている昨今、自宅のワーキングスペースの家具にもこだわりたいところ。リビングスペース同様しっかりした木材の家具を使って、作業が捗る仕事空間を造りたいですね。
画像のデスクは無垢材で作られており、合板や集成材にはないしっかりした佇まいが魅力です。コンセントや引き出しが付いているとさらに便利ですね。リビングスペースにおいても場所を取らないスリムなサイズにすると場所を選ばずにワークスペースを作ることができます。
ウォールナットインテリアまとめ
- 【ウォールナットとはどんな色?】
- 美しい木目と濃淡のバリエーションが広い木材
- 【ウォールナットの床と色を組み合わせたインテリア10選】
- 床の濃淡のコントラストを楽しもう
- フローリングの貼り方を工夫してみよう
- カジュアルテイストには明るい色を選んで
- 【ウォールナットの家具を取り入れたインテリア5選】
- キャビネットで木目の魅力を楽しもう
- ダイニングテーブルは好みのテイストによって木の加工を選ぼう
- ワーキングデスクはサイズと機能にこだわろう