wi-fiルーターやテレビの配線など。収納するときの注意点
wi-fiルーターを設置するとテレビでインターネットの動画サービスを視聴できるほか、スマホでもストレスなく動画を視聴できるようになります。その一方、テレビ周りがケーブルだらけになるという頭の痛い問題が。
ぐちゃぐちゃのケーブルが視界に入ると、どんなにおしゃれなインテリアをつくっても台無しです。だからと言って、wi-fiルーターとケーブルを密閉容器に入れるのは要注意。wi-fiルーターとケーブルの取り扱いにはいくつかの注意点があります。
①wi-fiルーターを収納するときの注意点
インターネットを利用しているときはwi-fiルーターの表面が熱くなります。この熱を素早く放熱しないと、インターネットの通信速度が遅くなったり通信が途絶えるといったトラブルが起きやすくなります。
また、ルーターを床置きしていると表面にほこりがたまりやすく、こまめに掃除をしないと放熱用の穴がほこりで塞がれます。なかにはwi-fiルーターをキッチンに置いている方もいますよね。しかしルーターはスマホと違って防水仕様ではありません。
wi-fiルーターは密閉容器に入れるのは避け、スムーズに放熱できるように棚の上など高い場所に置き、できるだけ水場から遠ざけるなどの注意が必要です。
②テレビやパソコンなどの配線を収納するときの注意点
ルーター本体に限らずケーブルの収納にもいくつかの注意点があります。例えば、長いケーブルを束ねるときに強引に折り曲げていると、その部分の配線が切れやすくなり危険です。
同様のアクシデントに、床にあるケーブルを家具で踏んでしまうというケースがあります。掃除をしたときにテレビボードの脚でうっかりケーブルを踏んだままにしていても、異常が起きるまでなかなか気付けません。
また「トラッキング」にも注意が必要です。トラッキングはコンセントと電源プラグの間にほこりが溜まることで起こる発火現象で、溜まったほこりが空気中の湿気を含むと電気が流れやすくなり、その結果、漏電して発火します。
ケーブルを収納するときは強く折り曲げず、家具のそばにむき出しのまま引き回すのは避け、コンセントにほこりが溜まらないようにするなどの注意が必要です。
wi-fiルーター・テレビの配線など|コンセント周りの収納アイデア10選
ここからは、wi-fiルーターとケーブルをスマートに収納するアイデアとおすすめ商品をご紹介します。ニトリや無印など人気ブランドの商品も多数ピックアップしているので、ぜひ参考にしてください。ほとんどのアイデアは100均アイテムで代用できるので、ケーブル収納をDIYしたい方も参考になりますよ。
テレビの背面に棚を取り付けてwi-fiルーターを収納
テレビの近くにwi-fiルーターを置きたいときは、テレビの背面に収納棚を取り付けるのがもっとも無駄がありません。テレビの背面が視界に入らないように家具を配置しているなら正面からは見えないため、すっきりとした印象になります。コンセントタップと束ねたケーブルも一緒に収納すると、さらにすっきり。
テレビの裏側にネジで取り付けられる
山崎実業/smart(スマート)テレビ裏収納ラック
山崎実業の「スマート テレビ裏収納ラック」は、テレビの裏面にあるネジ穴を使って取り付けられるスチール製の収納ラック。2段式になっており、上段にはモデムとwi-fiルーターを、下段には電源タップをすっきりと収納できます。
ネジを固定する穴はホール状ではなく長いライン状になっているため、ネジ穴のピッチが合わないかもしれないという心配はありません。画面サイズが40インチ以上のテレビに取り付け可能です。
テレビ奥の壁面にwi-fiルーターを乗せる棚を取り付ける
テレビの裏側にwi-fiルーターを乗せる棚を設けたいときは、テレビ本体ではなく壁面に棚を取り付けるほうが、横から見たときにすっきりとした印象になります。また、壁面に棚を設けるほうがテレビを動かしやすく、お掃除がしやすいというメリットも。
棚の上にルーターと一緒に掃除用具を乗せておけば、家族がテレビ周りのお掃除を積極的に手伝ってくれそうです。
40インチのテレビとほぼ同じ横幅
無印良品/壁に付けられる家具・棚
無印良品の「壁に付けられる家具・棚」は、石膏ボードの壁にピンで取り付けられる木質系のラック。幅88×奥行12×高さ10cmというスマートなサイズなので、40インチのテレビ裏にすっぽりと隠れます。
棚の上にはwi-fiルーターを乗せ、棚の下にはフックを使ってケーブル類を吊り収納すると、上から見たときにごちゃごちゃしたケーブルが目に入らず、ほこりも防げます。
wi-fiルーターと電源タップの上からファイルボックスをかぶせる
床置きしているwi-fiルーターと電源タップにほこりが溜まらないようにしたいときは、上からファイルボックスをかぶせるだけで素早くすっきりと収納できます。
ニトリのファイルケースのようにサイドにスリットが入っているケースを使えば、ボックス内に熱がこもりにくいです。
ルーターと一緒に壁付コンセントを隠せる
2口コンセント付きコーナーケーブル収納ボックス
「2口コンセント付きコーナーケーブル収納ボックス」は、部屋角の壁に立てかけて使うタイプのケーブル収納。ボックスの片側にパネルが無いため、ルーターや電源タップと一緒に壁付コンセントも隠せます。
ボックスの大きさは幅39×奥行19×高さ30cm。ファイルケースより一回り大きく、壁際にはすき間があるため、ボックス内に熱がこもりにくいです。天板はスマホの充電コーナーに使えるほか、飾り棚にもなります。
フタ付きルーター収納を2段重ねにする
モデムやwi-fiルーターは背が低いため、横に並べて置くと上部の空間がもったいないと感じるときがありますよね。そんなときはフタ付きのケースに個別に入れて、縦に積み重ねるのがおすすめ。
モデムとルーターは横に並べるより縦に収納するほうがそれぞれの熱が逃げやすく、省スペースに収納できます。
モデムとルーターを省スペースに収納できる
山崎実業/smart(スマート) 重ねられるスリム蓋付きルーター収納ケース
山崎実業の「スマート 重ねられるスリム蓋付きルーター収納ケース」は、単体でも積み重ねても使えるコンパクトなケーブル収納。飾り気のないプレーンなデザインなので、テレビの横に置いても目障りになりません。また、テレビの背面に取り付けることも可能。
ケースの正面と背面に大きな通気スリットが開いているので通気性が良く、インテリアのどんな場所にも置きやすいです。カラーは白と黒の2色から選べます。
ラタンのバスケットにwi-fiルーターとlanケーブルをおしゃれに収納
ナチュラルなインテリアで使うルーター収納には、プラスチック製のケースより天然素材のボックス収納のほうが似合います。
木やラタンなど天然素材のボックス収納は、箱の中の熱を吸収して外に放出する作用があるため、この意味でもルーターのように熱を発するものを入れるのにおすすめです。
中身を隠せる別売りのフタがある
ニトリ/積み重ねバスケット ライド2
ニトリの「積み重ねバスケット ライド2」は、おしゃれなラタンのボックス収納。カラーボックスにぴったり入るサイズなので、wi-fiルーターと一緒にlanケーブルや電源タップを入れる十分な大きさがあります。
また側面には持ち手用の穴が開いているためケーブルの引き込み口に使えるほか、通気穴にもなるなどルーターケースに使いやすいデザインです。別売りのフタを一緒に使うと、ほこり避けになり見た目もすっきり。
扉付きキューブボックスは背面パネルを外すと通気性が上がる
小振りなキューブボックスはwi-fiルーターと電源タップを収納するのにちょうどいい大きさです。デスクの下に置いたり、カウンターテーブルの上に乗せて置いても邪魔になりません。
また背面パネルを外すと通気を確保でき、ボックスの裏側からスマートに配線できます。扉付きキューブボックスは扉が壁の役目をしてくれるので、背面パネルを外しても変形する心配はありません。
リーズナブルでおしゃれ
扉付きキューブボックス
キューブボックスは、カラーボックスを小さな箱型にしたもの。組立式のため値段が安く、棚付きや扉付きなど豊富なバリエーションも大きな魅力です。
wi-fiルーターの収納には、扉付きに限らずどのタイプでも活用できます。オープンタイプを使いたいときは正面に突っ張り棒でほこり避けのカーテンを取り付けたり、好きなテイストのボックス収納を入れるなど、インテリアに合うアレンジがしやすいです。
アイアンのウォールシェルフにwi-fiルーターをディスプレイ収納
床や棚の上にポツンとwi-fiルーターを置いているとインテリアの雰囲気を損ないますが、ウォールシェルフに雑貨と一緒に並べていればそれほど気になりません。ルーターの色がブラックのときは、アイアンフレームのラックを使うと棚の中に馴染みやすいです。
北欧風のアイアンフレームがおしゃれ
ニトリ/ウォールシェルフ ウォル
ニトリの「ウォールシェルフ ウォル」は、アイアンのフレームと木の棚板を組み合わせた壁付けタイプのおしゃれなシェルフ。アイアンのシェルフはほとんがネジ止め式ですが、この商品は石膏ボードの壁にも取り付けられます。
サイズは幅45×奥行12×高さ47cmで、3枚の棚板と4個のS字フックを付属。棚板を取り付ける位置は多少の調整ができるなど、使い勝手の良いシェルフです。
wi-fiルーターの収納に突っ張り式ポールラックを使う
モデムとwi-fiルーターを縦方向にスマートに収納したいときは、突っ張り式のポールラックを使うという方法も。インテリアグリーンを飾るためのプレート付き突っ張りポールや、玄関用のトレイ付きフックポールなど、棚付きの突っ張りポールはルーター収納にも活用できます。
アイアン調の突っ張り棒がおしゃれ
DRAW A LINE(ドローアライン)/モリモリツリー 突っ張りセット
ドローアラインは、突っ張り棒のトップシェアメーカー平安伸銅が展開しているポールを生かしたブランド。突っ張り棒にトレイやフックを取り付けて使うシリーズ商品で、黒いポールと木製テーブルの組み合わせがおしゃれです。
ツヤのないマットな塗装はまるでアンティークアイアンのよう。また固定ネジの頭には無塗装の真鍮を使うなど、細部までこだわりが見られます。ポールはブラックのほかにホワイトカラーもあるので、モダンテイストのインテリアに使ってもおしゃれです。
ごちゃごちゃしたケーブルはコードカバーで束ねる
長いケーブルを丸めて小さなケースの中に入れると見た目はすっきりしますが、大きなリスクもあります。ケースの中に熱がこもるだけじゃなく、電波が干渉して通信障害を起こしたり、ケーブルを強引に曲げていたら断線する可能性も。
高温になる電源ケーブルは伸ばして引き回し、通信ケーブルとは分けて収納するのが理想的。コードカバーやスパイラルチューブを使うと、伸ばして収納したい複数のケーブルをスマートに束ねられます。
ケーブルをスマートに「見せて」収納する
EQUALS(イコールズ)/WALLインテリアコードカバー
イコールズの「WALLインテリアコードカバー」は、目障りなテレビのケーブルをケースの中に隠すのではなく、おしゃれに見せて収納する斬新なアイデア商品。メッシュ素材のため通気性がよく、数本のケーブルを束ねて収納できるほか、1口コンセントが入るくらいの余裕があります。
カラーはブラックとホワイトの2色から選べるため、いま使っているテレビラックの色にも合わせやすいです。
リールのように巻き取りができるコードホルダーもある
コードクリップは「ケーブルを束ねるもの」という印象がありますよね。でもなかには、クルクルとケーブルを巻きつけられるデザインになっているコードクリップやコードホルダーもあります。
特に革製のコードホルダーに多く、イヤホンやスマホの充電ケーブルをバッグに入れて持ち歩きたい方にはおすすめです。
上質な本革のコードクリップ
日本製 栃木レザー/イヤホン巻き取り ホルダー
昔ながらの「なめし革」で作られた、手作りのコードホルダー。上質な栃木レザーで、使い続けるにつれ風合いの変化を楽しめます。イヤホンなどの細いケーブルは、束ねるだけじゃなく巻き取りも可能。
ケーブルの携帯に使うのもおしゃれですが、充電コーナーやデスクの上など目に付きやすい場所のコードクリップに使うとインテリアの素敵なアクセントに。カラーは5色から選べます。
wi-fiルーター収納まとめ
- 【wi-fiルーターやテレビの配線など。収納するときの注意点】
- wi-fiルーターを密閉容器に入れるのは避ける
- wi-fiルーターは床置きせず高い場所に置く
- wi-fiルーターはできるだけ水周りから遠ざける
- ケーブルを収納するときは強く折り曲げない
- 家具のそばにむき出しのケーブルを床置きしない
- コンセントにほこりが溜まらないようにする(トラッキング予防)
- 【wi-fiルーター・テレビの配線など|コンセント周りの収納アイデア10選】
- 山崎実業の「テレビ裏収納ラック」はテレビの裏にネジで取り付けられる
- 無印良品の「壁に付けられる家具・棚」は40インチのテレビとほぼ同じ横幅
- 壁付コンセントごとルーターを隠せる収納ボックスもある
- 山崎実業の「重ねられるスリム蓋付きルーター収納ケース」は省スペース収納に便利
- ニトリの「積み重ねバスケット ライド2」は持ち手をケーブル通し穴に使える
- 「扉付きキューブボックス」は背面パネルを外すと通気性が上がる
- ニトリの「ウォールシェルフ ウォル」はルーターをおしゃれにディスプレイ収納できる
- ドローアラインの「モリモリツリー」はアイアン調のマットな塗装がおしゃれ
- 「WALLインテリアコードカバー」を使うとケーブルがおしゃれなコードに変身
- 革製のコードホルダーはリールのようにケーブルを巻き取れる